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「妄想」起業家、誕生
はじまして、菊永英里です。
このコラムでは、私がクリスメラを立ち上げるまでの道のり~現在を綴っていこうと思います。
「16歳で起業することを決めた」と話すと、たいてい「計画的な人生だね」と驚かれます。でも、決してそんなことはないんです。ただ、小さい頃から妄想力だけが異常に高く、16歳で起業を決めたのは、それがきっかけだったのかもしれません。
小さい頃はとにかく本が大好きで、本を見つけたら、その場で読み始めてしまい、本の世界に入り込んでしまう子どもでした。そのため、遊んでいる途中で私がいない、なんてことはしょっちゅうでした。本を読み始めると文字を追っている認識がなくなって、登場人物の視点で物語が流れるような感覚になるんです。本を読むことが私の集中力と妄想力を育ててくれたんだと思います。
高校に入学した頃、私は内職をしていました。というのも、両親からアルバイトは危険という理由で禁止されてしまい、自宅でできる内職を探してきたのです。その内職とは、ビーズのアクセサリーをデザイン通りに作ったら一個250円ぐらいになるという仕事です。でも、すぐに違うことを始めたくなる私は、自分で新しいデザインを考えるようにもなっていたのです。
16歳のある日、私は自分の人生を妄想していました。
進学、就職、結婚、出産、子育て、復職…
アクセサリー作りの内職を通じて、なんとなく仕事の楽しさを知ってしまった私は、専業主婦向きではないことを認識。でも、いろいろと妄想していく中で、子育てと仕事の両立は難しすぎる…と気付き、なにか他に道はないかと考えていたところ、ふとアイデアが浮かんだんです!
「そっか!自分で会社を作ればいいんだ!」と。自分で会社を作れば、時間の使い方を決めたり、自由度が格段に増すはずだと、ひらめいたのです。さらに妄想がどんどん膨らみ、「自分で会社を作る」という、この素晴らしいアイデアのおかげで、将来のすべてが解決できるように思えたのです。
オリジナルデザインのアクセサリー作りで月5万円ほどのお小遣いを稼ぐようになっていた私は、これをベースに「自分の会社」を考えようと、また妄想を始めたのです。 最初のビジネスアイデアとして浮かんだのが「デザインをしたものを大量生産して、いろんな場所で売る」というもの。今の規模で月5万円なら、置いてくれる店舗さえ増えれば、そんなに難しくはないと考えたのです。しかし、実は当時のアクセサリー作りでの売上げは、店舗ではなくオーダーメードだったので、見当違いもいいところ。
そんなことを知るわけもない私は、人生初の事業計画書を書き始めるのでした。







